辺野古移設に抗議の女性などダンプに巻き込まれる 警備員死亡

28日午前、アメリカ軍普天間基地の移設工事で使う土砂の運搬船が接岸する沖縄県名護市の港付近で左折しようとしたダンプカーに警備員と抗議活動中の女性が巻き込まれ、警備員が亡くなり、女性も足の骨を折る大けがをしました。

28日午前10時10分ごろ、アメリカ軍普天間基地の移設工事で使う土砂の運搬船が接岸する名護市安和の港付近で、港を出て国道に左折しようとしたダンプカーに警備員と移設に対する抗議活動中だった那覇市の72歳の女性が巻き込まれました。

2人は病院に搬送されましたが、このうち近くに住む警備員の宇佐美芳和さん(47)が頭を強く打つなどしてまもなく亡くなりました。

また女性も足の骨を折る大けがをしました。

警察によりますと、ダンプカーが港の出入り口付近で一時停止したあと、左折しようとした際、何らかの理由で2人が巻き込まれたということで警察が詳しい事故の原因を調べています。

港の出入り口の国道側では連日、市民団体のメンバーが移設反対を訴えて抗議活動を行っています。