「つばさの党」代表ら3回目の逮捕 選挙妨害繰り返した疑い

ことし4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、政治団体「つばさの党」の代表らが別の陣営の選挙カーを追い回して選挙運動を妨害したとして逮捕された事件で、警視庁はほかにも3件の妨害行為を繰り返していたとして再逮捕しました。代表らが逮捕されるのは3回目です。

再逮捕されたのは、政治団体「つばさの党」の
▽幹事長で、選挙に立候補した根本良輔容疑者(30)と
▽代表の黒川敦彦容疑者(45)、それに、
▽組織運動本部長の杉田勇人容疑者(39)の3人です。

警視庁によりますと、ことし4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、街頭演説を行っていた日本維新の会の候補者に対し、至近距離で太鼓をたたくなどして演説を中断させたほか、立憲民主党と参政党の選挙カーをそれぞれ10分以上追い回して警察署への避難を余儀なくさせたとして、公職選挙法違反の疑いが持たれています。

黒川代表らが逮捕されるのはこれで3回目です。

一連の妨害行為は少なくとも15件確認されていて警視庁は、活動の実態をさらに調べています。

黒川代表は先月の逮捕後、勾留が続いていますが、来月7日に投票が行われる東京都知事選挙に立候補しています。