岸田首相 “衆院1区 党のイメージ影響しやすい” 結束呼びかけ

岸田総理大臣は27日夜、衆議院小選挙区の1区選出の自民党議員らが開いた会合に出席しました。出席者によりますと、岸田総理大臣は、党に対する逆風が強いという認識を示したうえで、無党派層が多い1区の選挙では党のイメージが影響しやすいとして、結束を呼びかけたということです。

岸田総理大臣は27日夜、自民党の石破 元幹事長や遠藤 前総務会長ら衆議院小選挙区の1区選出の議員らが都内のホテルで開いた会合におよそ30分間、出席しました。

出席者によりますと、この中で岸田総理大臣は党に対する逆風が強いという認識を示した上で「1区は無党派層が多く選挙で党のイメージが影響しやすいので皆で頑張っていこう」と述べ、結束を呼びかけたということです。

このあと遠藤氏は記者団に対し「会合では衆議院選挙をあまり早くしてほしくないという意見が出た。岸田総理大臣は何も言わなかったが、何日か前には『慌ててやる必要はない。衆議院議員の任期は来年10月まであるので今やる必要はない』と話していた」と明らかにしました。

続いて、岸田総理大臣は自民党の森山総務会長と都内の日本料理店でおよそ2時間、会食しました。

先の国会で党の法案を修正して改正政治資金規正法を成立させたことや、党内の情勢などをめぐって意見を交わしたものとみられます。