能登半島地震 新たに22人を災害関連死に認定 死者281人に

石川県の輪島市と七尾市は、能登半島地震のあと避難生活などの中で亡くなった合わせて22人を27日までに災害関連死に認定しました。能登半島地震の死者は合わせて281人となり、熊本地震を上回っています。

災害関連死に認定されたのは、能登半島地震のあと避難生活などの中で亡くなった合わせて22人で、輪島市の19人と七尾市の3人です。

22人は、いずれも先週開かれた有識者による2回目の審査会で災害関連死に認定するよう答申が出されていて、市が正式な認定を行ったうえで遺族に通知しました。

今回の地震で災害関連死に認定された人は合わせて52人となりました。

一方、輪島市によりますと、今回認定された1人は、これまで地震の直接の被害で亡くなったとされていた被災者だということです。

このため能登半島地震で死亡が確認された人は
▽直接死が1人減って229人
▽災害関連死が52人で
合わせて281人となり、276人が亡くなった2016年の熊本地震を上回っています。

災害関連死をめぐっては、25日に開かれた3回目の審査会で、能登町、穴水町、珠洲市の合わせて18人を認定するよう答申が出されています。

このあと18人が正式に認定されれば災害関連死は70人となり、直接死の229人と合わせ、死者は299人となる見通しです。