DVや職場での性差別など 女性の無料電話相談会 全国各地で

DV=ドメスティック・バイオレンスや、職場での性差別など、女性からの相談に弁護士などが無料で応じる電話相談会が東京など各地で行われています。「女性の権利ホットライン」は、6月23日からの男女共同参画週間にあわせて、全国各地で行われています。

都内では26日に、日弁連=日本弁護士連合会と、東京の2つの弁護士会が共同で実施していて、午前中から相談が相次ぎました。

このうち、離婚を考えているという女性からは、離婚後の生活費などに関する相談が寄せられ、弁護士が財産分与の制度について説明していました。

また、労働条件や職場でのセクハラなどの相談も寄せられていて、「勤務条件が採用時の口頭での説明と異なっているがどうすればいいか」という相談に対しては、一緒に就業規則などを確認しながら法的な解釈をアドバイスしていました。

第二東京弁護士会の中澤さゆり弁護士は「最近は夫婦関係や近所の人とのトラブルをめぐる相談がよく寄せられます。どんな小さなことでもかまわないので、気軽に電話をしてください」と呼びかけています。

東京の電話相談は、26日午後4時まで受け付けていて
番号は「03-3593-0611」です。

性的マイノリティーの人からの相談にも応じるということです。