シロイルカの赤ちゃん誕生 お母さんとともに元気に泳ぐ 島根

島根県西部の水族館「アクアス」で、国内で繁殖例が少ないシロイルカの赤ちゃんが24日生まれました。母子ともに健康状態は良好だということです。

「アクアス」のシロイルカは、口から泡のリングを出すパフォーマンスで人気を集めていますが、現在26歳から28歳と推定されるメスの「アンナ」が24日午前1時33分にオスの赤ちゃんを出産しました。

赤ちゃんは
▽体長1メートル55センチ、
▽体重は55キロと推定されていて、
母親の「アンナ」とともに元気に泳いでいるということです。

「アンナ」は2009年にも出産を経験していて今回が2回目となりますが、シロイルカの出産の成功率は50%程度とされていて国内で成功したのは今回を含めて18例しかないということです。

「アクアス」の湊直樹館長は「多くの人からの応援を肌で感じていた。命の尊さを見てもらって元気や希望を伝えていきたい」と話していました。

「アクアス」は、赤ちゃんの成長を見ながら早ければ1か月後に公開したいとしています。

また、「アクアス」では別のメスの「アーリャ」も今後出産を控えていることからシロイルカの“ベビーラッシュ”となるか注目されます。