“日本一短い”祭り 石碑の前で一礼するだけ 長野 岡谷

集まった人たちが石碑の前で一礼するだけで、“日本一短い”とも言われる祭りが長野県岡谷市で行われました。

「塩嶺御野立記念祭」と呼ばれるこの祭りは、岡谷市の塩尻峠を訪れた明治天皇がこの景色をたたえたことを記念して、大正時代に始まりました。

毎年、6月と10月に行われていて24日は岡谷市と隣の塩尻市の関係者およそ150人が出席しました。

午前10時に司会者が「一同、礼」と合図すると、出席した人たちは高さ4メートルの石碑に向かって20秒ほど頭を下げ「お直りください」という声で祭りは終わりました。

岡谷市の早出一真市長は「雨もあがり晴天に恵まれたなかで、両市の絆が、より深まっていくことを願ってお参りしました」と話していました。

塩尻市の百瀬敬市長は「梅雨の晴れ間に清らかな気持ちでお参りしました。岡谷市とともに塩尻市を発展させようと誓いました」と話していました。