日本の子どもや若者「自分自身に満足」57% 各国比で最低

政府が、日本や欧米の子どもや若者を対象に行った意識調査で、「自分自身に満足している」と答えた人の割合は日本では57%で、前回より10ポイント以上、上がりましたが、各国と比べると最も低くなっています。

この調査は、政府が2013年から5年ごとに続けていて、今回は日本国内に加え、アメリカ、フランス、ドイツ、スウェーデンの4か国の13歳から29歳の人を対象に、去年11月から12月にかけてインターネットを通じて実施しました。

それによりますと、日本では「自分自身に満足している」と答えた人は57%で、前回5年前の調査から12ポイント上がりました。

ただ欧米4か国では、フランスの76%をトップに、いずれも70%を超えていて、日本は最も低くなっています。

また、「自国の将来は明るい」と答えた人は23%と前回より8ポイント下がり、こちらも50%から60%ほどとなった4か国に大きく引き離され、最も低い水準です。

政府は、貧困対策や教育、就労支援の強化などを通じて、より多くの子どもや若者の意識が変わるよう努めていきたいとしています。