沖縄 尖閣沖 中国海警局の船3隻が領海侵入 海保 警告続ける

沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船3隻が、日本の漁船の動きに合わせるように22日午後、相次いで日本の領海に侵入しました。領海では日本の漁船3隻が航行していて、海上保安本部は漁船の安全を確保するとともに、直ちに領海から出るよう警告を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、尖閣諸島の大正島の沖合で、中国海警局の船3隻が、日本の漁船3隻の動きに合わせるように、22日午後4時すぎから5時半ごろにかけて相次いで日本の領海に侵入しました。

午後5時半の時点で、日本の漁船3隻が、いずれも大正島の南西およそ7キロ、南およそ9キロ、西南西およそ20キロの領海内を航行していて、その周辺の海域を中国海警局の船3隻が航行しています。

海上保安本部は、中国海警局の船が日本の漁船に近づかないように、巡視船を漁船の周囲に配備し安全を確保するとともに、直ちに領海から出るよう警告を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは21日以来で、ことしに入って22件目です。