スケートボード女子 パリ五輪予選第2戦 6人全員が準決勝へ

ハンガリーで行われているアーバンスポーツのパリオリンピック予選シリーズ第2戦は21日、スケートボード女子ストリートの予選が行われ、日本勢は世界ランキング2位の赤間凛音選手など出場した6人全員が準決勝に進出しました。

スケートボードの女子ストリートの予選は、階段やレールなどが設置されたコースで、45秒間滑って技を何度も繰り出す「ラン」を2回行い、高いほうの得点で争われました。

最大3人のオリンピック出場枠を争う日本選手は6人が出場し、このうち、第1戦で2位に入り日本勢トップの世界2位につける赤間選手は1回目のランでミスがあったものの2回目にはミスのない滑りで挽回し、2位に入って準決勝進出を決めました。

また、第1戦で予選敗退し日本勢5番手となっている織田夢海選手が3位、代表争いで日本勢の2番手につける14歳の吉沢恋選手が5位に入りました。

さらに、伊藤美優選手が7位、東京オリンピック銅メダリストの中山楓奈選手が8位、東京オリンピック金メダリストの西矢椛選手が11位となり、日本勢は出場した6人全員が上位16人による準決勝に進出しました。

予選2位 赤間凛音「大事な大会 絶対決勝で上位に」

予選2位で準決勝に進出した赤間凛音選手は「1回目で決められなくて2回目はすごく緊張したので、準決勝では1回目から成功させたい。今回で代表選手が決まる大事な大会なので、絶対決勝で上位に残りたい」と話していました。

予選3位 織田夢海「練習してきた成果出せた」

また、予選3位だった織田夢海選手は「第1戦では予選でミスしてしまったので、ここまでずっと練習してきた成果が出せたと思う。準決勝では、ランも大事にしながら、ベストトリックを2回きっちり決めたい」と話していました。

予選5位 吉沢恋「自分と戦って優勝したい」

5位につけた吉沢恋選手は「全体的に高さがあったので、あわせられるか心配だったが、しっかり準決勝に上がれたのでよかった。今は日本選手で2番手にいるが今回の結果で順位が下がりもするし、逆に上がることもあるので、難しい戦いになる。誰かを気にするのではなく、自分と戦って優勝したい」と話していました。