沖縄 尖閣沖 中国海警局の船3隻が領海侵入 海保が監視続ける

21日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船3隻が、日本の漁船2隻の動きに合わせるように相次いで日本の領海に侵入しました。海上保安本部は、直ちに領海から出るよう警告と監視を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船3隻が21日午前5時ごろから尖閣諸島の久場島と南小島の沖合で、日本の漁船2隻の動きに合わせるように相次いで領海に侵入しました。

その後、日本の漁船2隻は午前8時まで領海内を航行し、海警局の船3隻はその動きに合わせるように領海を出たり入ったりして、午前9時の時点で領海に侵入している海警局の船は2隻で、1隻は久場島の南東およそ21キロ、もう1隻は南小島の東およそ19キロの海域を航行しています。

海上保安本部が直ちに領海から出るよう警告と監視を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは20日の夜以来で、ことしに入って21件目です。