大谷翔平 先頭打者ホームラン 今季21号でリーグ単独トップに

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が20日、ロッキーズ戦で1回に今シーズン21号、自身7本目となる先頭打者ホームランを打ちました。

大谷選手は相手の本拠地、コロラド州デンバーで行われたロッキーズとの4連戦の最終戦に1番・指名打者で先発出場しました。

ここ4試合で打率5割、ホームラン3本と打撃好調の大谷選手は、1回の最初の打席で4球目の甘く入ったボールをとらえてセンター後方へ、今シーズン21号となる先頭打者ホームランを打ち、この時点でナショナルリーグのホームランランキングで単独トップに立ちました。

大谷選手が先頭打者ホームランを打つのはおととし5月以来で、大リーグ7年目で7本目です。

打球速度は163.3キロ、飛距離は130.1メートルでした。

1点リードの2回は2アウト一塁三塁で第2打席が回り、フォアボールを選びました。

4回の第3打席はアウトコース低めの変化球に空振り三振、6回の第4打席はノーアウト一塁の場面でアウトコース低めの変化球を打ちセンターフライでした。

5対2で迎えた8回の第5打席は2アウト二塁となった場面で相手ピッチャーの申告敬遠のフォアボールで塁に出ましたが、得点にはつながりませんでした。

大谷選手はこの試合3打数1安打1打点フォアボール2つで、連続試合ヒットを「5」に伸ばし、打率は3割1分8厘に上がりました。

試合はドジャースが5対3で勝って、ロッキーズとの4連戦は3勝1敗と勝ち越しました。

ロバーツ監督“すばらしい仕事をしている”

大谷選手はけがのため離脱したベッツ選手に代わって1番に入ったロッキーズとの4連戦で18打数8安打、ホームラン2本に7打点、出塁率5割2分4厘と躍動し、打線を勢いづけました。

バッティングの調子は6月に入った当初は低調でしたがここに来て上向いてきています。

ホームラン21本、出塁率と長打率を足したOPS、「1.006」はいずれもリーグトップ、打率3割1分8厘はトップと3厘差のリーグ2位、打点「53」もリーグ5位と軒並み上位となっています。

ロバーツ監督が「この状況では彼が最も適任だ。以前よりもいいスイングをしているし、すばらしい仕事をしている」と高く評価するようにチームの中で『1番バッター』としての大谷選手の期待と存在感は大きなものになっています。