選挙ポスターに全裸に近い女性の画像 警視庁が候補者に警告

20日、告示された東京都知事選挙で、選挙ポスターに全裸に近い女性の画像を載せて掲示板に貼った候補者に対し、警視庁が都の迷惑防止条例違反にあたるとして、警告を行ったことが捜査関係者への取材でわかりました。

任期満了に伴う東京都知事選挙は20日、告示され、これまでで最も多い56人が立候補しました。

こうした中、候補者の1人が選挙ポスターに「表現の自由への規制はやめろ」といった文字とともに胸や下半身の一部を隠した全裸に近い女性の画像を載せたうえ、都の選挙管理委員会が設けた複数の掲示板に貼っていたことが確認されたということです。

このポスターを掲示することについて、警視庁が公共の場所での卑わいな言動などを禁じる東京都の迷惑防止条例違反にあたるとして、20日夜、本人を呼んで警告を行ったことが捜査関係者への取材でわかりました。

SNS上には、「子どもに見せられない」といった反応が相次いで書き込まれていました。

警視庁の取締本部は選挙期間中、およそ2000人の態勢で、違反の取締りにあたるということです。