“SNSでひぼう中傷”大学教授が刑事告訴 茨城県警の警察官捜査

茨城県の筑波大学の教授が、SNSでひぼう中傷されたとして、茨城県警察本部に刑事告訴していたことがわかりました。捜査関係者によりますと、投稿したのは県警の警察官で、告訴を受理して捜査が進められていますが、茨城県警は取材に対し「コメントできない」としています。

茨城県つくば市にある筑波大学の国際政治学者、東野篤子教授によりますと、去年5月、旧ツイッターで、テレビ出演した際の教授の画像について「見た目からしてバケモノ」などと中傷するような内容が投稿されたということです。

教授はこうした投稿について、ことし4月に茨城県警察本部に侮辱の疑いで刑事告訴し、受理されました。

捜査関係者によりますと、投稿していたのは、当時県警本部に勤務していた警部で、捜査が進められたということですが、茨城県警察本部はNHKの取材に対し「コメントできない」として事実関係を明らかにしていません。

東野教授は「警察官という市民の命や生活を守るべき人がひぼう中傷を続けていたことは、大変深刻な問題だと思う。県警には証拠隠滅することなく捜査をしてもらいたい」とコメントしています。