沖縄地方 梅雨明け発表 平年より1日早く

沖縄地方は高気圧に覆われておおむね晴れています。この先1週間も晴れる日が多くなる見込みで、沖縄気象台は20日午前11時に全国で最も早く「沖縄地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

20日の沖縄地方は、高気圧に覆われておおむね晴れています。

沖縄気象台によりますと、この先1週間も高気圧に覆われて晴れる日が多くなる見込みです。

このため気象台は20日午前11時に全国で最も早く「沖縄地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

沖縄地方の梅雨明けは去年に比べて5日、平年に比べて1日早くなっています。

午前11時半までの県内の最高気温は、
▽波照間島で33.1度、
▽多良間空港で31.7度、
▽那覇市で31.2度、
▽久米島で30.5度など各地で真夏日となっています。

ことしの梅雨の期間の5月21日から6月19日までに降った雨の量は、
▽久米島で1139ミリ、
▽那覇市で1095.5ミリ、
▽宮古島で785ミリといずれも平年の3倍以上に達したほか、
▽石垣島では436ミリと平年のおよそ1.8倍でした。

海水浴客「ぎりぎり梅雨明けに間に合ってよかった」

沖縄本島南部の豊見城市豊崎のビーチでは強い日ざしが照りつける中、観光客が午前中から海水浴を楽しんでいました。

北九州市から出張で訪れた50代の男性は、「きょう帰るので、ぎりぎり梅雨明けに間に合ってよかったです。満喫して帰ります」と話していました。

また、ことし沖縄に移住した20代の女性は「沖縄の梅雨は雨が強くて雷がすごかったです。ずっと雨でじとじとしていたので梅雨が明けてうれしいです」と話していました。