山形県の夏の風物詩「冷やしシャンプー」ことしも始まる

厳しい暑さを乗り切ってもらおうと、山形県内の理容室では夏の風物詩でもある「冷やしシャンプー」のサービスがことしも始まりました。

「冷やしシャンプー」は、山形の夏の厳しい暑さを乗り切ってもらおうと、20年以上前に山形県内の理容師が考案したサービスで、頭皮に爽快感を与えるメンソールの成分が入ったシャンプーを冷蔵庫や氷水などで冷やして客に提供します。

今では「冷やしラーメン」と並ぶ山形の夏の「冷やし文化」として知られるようになり、ことしもおよそ300の理容室で始まりました。

このうち東根市の理容室では、カクテルを作る「シェーカー」を使って氷を混ぜた冷やしシャンプーを提供しています。

理容室によりますと、このサービスを目当てに県外から訪れる客もいるということです。

理容室の植松行雄代表は「冷やしシャンプーを楽しみにしてくれる人が年を追うごとに増えている。山形は暑い地域なので冷やしシャンプーで安らいでほしい」と話していました。