青森 大鰐町 製材所で火事 周辺の住宅含め12棟焼ける

19日午後、青森県大鰐町の製材所で火事があり、警察によりますと、周辺の住宅を含め合わせて12棟が焼けました。けが人などの情報は入っていないということです。

19日午後1時ごろ、大鰐町大鰐の製材所から「建物が燃えている」と消防に通報がありました。

消防車両19台が出て消火にあたり、午後7時半ごろに火は消し止められましたが、警察によりますと、この火事で製材所の2階建ての建物のほか、製材所の倉庫など4棟、それに周辺の住宅など7棟の合わせて12棟が焼けました。

けが人などの情報は入っていないということです。

また消防によりますと、通報では「ドラム缶の火が建物に燃え移った」という話があったということで、警察や消防が詳しい状況を調べています。

現場はJR大鰐温泉駅から東に400メートルほど離れた線路沿いに住宅が密集している地域で、JR奥羽本線は現場付近で一時、運転を見合わせました。

この火事を受けて大鰐町は町の総合福祉センターに家が焼けた人などのための避難所を開設し、午後8時現在で2世帯2人が避難しているということです。

現場の近くに住む女性は「焼けた製材所が家の隣にあってドアを開けたら目の前が火の柱でした。急いで逃げましたが、残した荷物もあるし家が心配です」と話していました。