大リーグ レッドソックス 吉田正尚 復帰後 初の打点マーク

大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手は18日、ブルージェイズ戦で、同点に追いつくタイムリーヒットを打ち、左手親指の痛みによるけが人リストから復帰後、初の打点をマークしました。

吉田選手は相手の本拠地、カナダのトロントで行われたブルージェイズ戦に6番・指名打者で2試合ぶりに先発出場しました。

2回の第1打席はレフトライナー。

4回の第2打席はサードゴロと、いずれもランナーを置いた場面で倒れましたが、1対2の6回の第3打席は、2アウト二塁から変化球を鋭く捉えてセンター前に運び、同点のタイムリーヒットを打ちました。

吉田選手のタイムリーは、6月11日に左手の親指の痛みによるけが人リストから復帰して以降、初めてで、4月27日以来の打点をマークしました。

第4打席はセカンドゴロに倒れ、この試合、4打数1安打1打点で、打率は2割4分8厘です。

レッドソックスは、吉田選手の同点タイムリーのあと再び勝ち越されましたが、8回に逆転し、4対3で勝って4連勝としました。

吉田選手は6回の同点タイムリーヒットについて、「同じピッチャーと3打席目だったし、カウントも有利でボールが甘いところにきたので、いい方向に打ち返せた」と振り返りました。

その上で、復帰して6試合目で初打点をマークしたことについては、「結果がいちばんなので、今後もそこを追い求めてやっていきたい」と淡々と話していました。

カブス 鈴木誠也 4試合連続ヒット

カブスの鈴木誠也選手は、本拠地シカゴで行われたジャイアンツ戦に4番・指名打者で出場しました。

2回の最初の打席は見逃し三振。

3回の第2打席は2アウト一塁三塁からレフトフライに倒れ、5回の第3打席も2アウト満塁からセンターフライとチャンスで打てませんでした。

それでも8回、チームが3対2と勝ち越し、なおノーアウト二塁で迎えた第4打席では、外角の変化球をうまくレフト前に運び、4試合連続ヒットとしました。

このあと、今シーズン6個目の盗塁も決めて二塁三塁にチャンスを広げ、後続のタイムリーでさらに2点を加えました。

鈴木選手は、この試合4打数1安打で、打率は2割7分1厘です。

カブスは、このまま5対2で勝って連敗を2で止めました。

パドレス 松井裕樹 6試合連続無失点もチーム敗れ5連敗

パドレスの松井裕樹投手は18日、フィリーズ戦で6試合連続無失点の好リリーフを見せましたが、チームは逆転サヨナラ負けを喫しました。

松井投手は相手の本拠地、フィラデルフィアで行われたフィリーズ戦で0対1の5回、先発ピッチャーが2アウト一塁二塁のピンチを招いたところで、2人目で登板しました。

ワイルドピッチでランナーが進んで二塁三塁となりましたが、落ちるボールで空振り三振に抑えて得点を与えませんでした。

チームが3対1と逆転した6回も、マウンドに上がり、先頭バッターにフォアボールを与えたものの、次のバッターからはストレートで空振り三振を奪い、1アウト一塁となったところでマウンドを降りました。

このあとリリーフしたピッチャーが抑え、松井投手は3分の2イニングを投げてノーヒット、三振2つを奪い、登板した6試合連続で無失点に抑える好リリーフを見せました。防御率は4.02です。

パドレスは1点リードの9回に、プロ野球のソフトバンクや阪神でプレーした抑えのスアレス投手が打たれて、3対4と逆転サヨナラ負けを喫しました。

チームは5連敗で、勝ち投手の権利があった松井投手の4勝目はなりませんでした。