静岡 伊豆 大雨から一夜明け 浸水被害などの片づけに追われる

18日に大雨で浸水などの被害が出た静岡県伊豆市では、一夜明けた19日、片づけに追われる人の姿が見られました。

前線と低気圧の影響で静岡県内は18日、東部や伊豆を中心に大雨となり、伊豆市市山では、12時間に降った雨の量が301ミリと、気象庁が統計を取り始めてから6月としては最も多くなりました。

静岡県によりますと、この大雨で、沼津市で床上浸水の被害が1棟、伊豆市で床下浸水が4棟確認されたということです。

伊豆市瓜生野では一夜明けた19日、片づけに追われる人の姿がみられました。

民間の温泉施設では、18日の大雨で施設の入り口の一部が水につかったほか、雨漏りで天井の一部がはがれ落ちるなどしたということです。

当時は、山側にある水路があふれて雨水が流れ込み、土のうなどを使って施設の中に入るのを防いだということです。

温泉施設は19日も通常どおり営業していて、従業員たちは建物のまわりや駐車場にたまった泥を掃除していました。

温泉施設の支配人の岡村悠太郎さんは「水路の水が流れ込んできたのは初めてでした。自分たちで用水路の状況を確認するなど、できるところはやっていきたいです」と話していました。