能登半島地震の寄付金 使いみち 子どもたちが考える取り組み

能登半島地震のあと、教育のために使ってほしいと町に集まった寄付金の使いみちを子どもたちが考える取り組みが、石川県能登町で行われることになりました。

能登町によりますと、能登半島地震のあと町には、6月上旬までに「教育の場で活用してほしい」という寄付金がおよそ2100万円集まっています。

そこで町では、このうちのおよそ1000万円を町内に9つある小学校と中学校の人数に応じて分配し、使いみちを児童や生徒に考えてもらうことを決めました。

町は、子どもたちにとって公平に役立つことを条件に、できるだけ子どもたちが考えた使いみちを許可する方針でことし10月ごろまでに学校ごとに提案してもらう予定です。

町では、校庭の遊具を増やしたいとか、被災した地元の人を元気づけるイベントを開きたいといったアイデアが寄せられるのではないかとしています。

能登町教育委員会の眞智富子教育長は「全国の人の思いが込められた大切なお金です。子どもたちには、自主的に寄付金の使いみちを考えてもらいたい」と話していました。