政治とカネ 地方組織から厳しい声 “意見整理を” 自民 総務会

政治とカネの問題をめぐる岸田総理大臣の対応に、地方組織から厳しい声が上がっていることを踏まえ、自民党の総務会で地方の意見を整理すべきだという指摘が出されました。

今回の問題で自民党は、党幹部が全国各地を訪れて党員らと意見を交わす「車座対話」を行っていますが、地方組織からは岸田総理大臣の対応に厳しい声が上がっています。

こうした中、18日の総務会では「『車座対話』の進捗(しんちょく)状況と寄せられた意見を整理すべきだ」という指摘が出され、茂木幹事長は「検討する」と述べました。

一方、16日には自民党麻生派の斎藤洋明衆議院議員が、岸田総理大臣の退陣を念頭に「責任は最終的に誰かがとらなければならない」と述べました。

これについて、森山総務会長は記者会見で「いろいろな意見があるのは悪いことではないと思う。自民党全体として反省すべきは反省し、体制を立て直し、一日も早く信頼を取り戻すことが大事だ」と述べました。