コンビニ駐車場で急発進の運転手に警察官が発砲 腕にけが 大阪

15日未明、大阪 東大阪市のコンビニエンスストアの駐車場で警察官が急発進して向かってきた車の運転手に対して拳銃を発砲し、公務執行妨害の疑いで逮捕しました。運転手は腕にけがをして病院に搬送されましたが命に別状はないということで、警察が当時の状況を詳しく調べています。

警察によりますと、15日午前2時ごろ、大阪 東大阪市横小路町の路上でパトロール中の警察官が不審な車を発見しました。

車はコンビニエンスストアの駐車場に入り、1人を降ろした上で走り去ったため、警察官がこの人物に職務質問していたところ、車が再び駐車場に戻り、警察官に幅寄せしたり、急発進して向かってきたりしたということです。

止まるよう命じても従わなかったため、警察官は運転席側から運転手に対して拳銃を1発発砲したということです。

その上で車を運転していた住所・職業不詳の森田晃容疑者(45)を公務執行妨害の疑いでその場で逮捕しました。

容疑者は腕にけがをして病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。

また、一緒にいた人物も尿検査で覚醒剤の陽性反応が出たため、覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されました。

警察は容疑者のけがの回復を待って事情を聴くとともに、当時の状況を詳しく調べています。

枚岡警察署の貴田伸平副署長は「現時点では、警察官の拳銃の使用は適正な職務執行であったと判断している」とコメントしています。