高校生殺害 20代容疑者“防犯カメラない場所と知っていた”

ことし4月、北海道留萌市の17歳の女子高校生を道内の渓谷にある橋から川に落として殺害したとして、2人が逮捕された事件で、20代の容疑者が警察の調べに対し、「橋の周辺に防犯カメラがなく、人目に付かない場所だと知っていた」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。

いずれも旭川市に住む内田梨瑚容疑者(21)と19歳の女の容疑者の2人は、ことし4月19日未明、旭川市の渓谷、神居古潭にある橋から留萌市の女子高校生を川に落として殺害したとして殺人の疑いで逮捕され、14日、検察庁に送られました。

警察によりますと、高校生は内田容疑者が写った画像をSNSで無断で使ってトラブルになり、殺害される前日、留萌市内の道の駅に呼び出されたということです。

その後、車に監禁され、およそ50キロ離れた神居古潭まで連れて行かれたことがわかっていますが、警察の調べに対し内田容疑者が「橋の周辺に防犯カメラがなく、人目に付かない場所だと知っていた」などと供述していることが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。

警察は、防犯カメラに映像が残らない場所を選んだとみて詳しいいきさつを調べています。