IOC バッハ会長 パリ五輪の準備状況を高く評価

IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長は、14日に開いた理事会のあと会見し、7月下旬に開幕するパリオリンピックについて、「開会式を迎えるにあたって強い自信をもって準備が整ったといえる」と準備状況を高く評価しました。

IOCは14日、スイスのローザンヌで理事会を開き、7月26日に開幕するパリオリンピックの準備状況などについて話し合いました。

理事会後に会見したバッハ会長は、「開会式を迎えるにあたって強い自信をもって準備が整ったといえる。より都会的で、より持続可能で、よりインクルーシブな大会を目指すオリンピック改革に完全に沿うことができている」と準備状況を高く評価しました。

また、オリンピック開幕を目前に控えた6月末から7月にかけて、フランスの国民議会の解散に伴う選挙が行われることについては、「民主的な手続きが適切に進んでいて、選挙期間中でもオリンピックへの結束が維持されることを確認した。フランス当局のセキュリティー対策についても全幅の信頼を寄せられる」と、影響はないとする見方を示しました。

このほか理事会では、IOCが主催するeスポーツの大会「Olympic Esports Games」を新設することを、7月にパリで開かれる総会に提案することが決まりました。

さらにパリオリンピックに向け、アスリートを含む大会関係者をインターネット上のひぼう中傷から守るため、AI技術を使ってモニタリングし該当する投稿などを自動的に削除するシステムを導入することも決まったということです。