夏の高校野球福岡大会 暑さなど考慮 開会式参加は各校の判断に

甲子園出場をかけた夏の全国高校野球福岡大会で、福岡県高校野球連盟は今月29日の開会式への参加を、暑さなどを考慮して各校の判断に任せる希望制とすることになりました。

甲子園出場をかけた夏の全国高校野球福岡大会の部長会と組み合わせ抽せん会が、福岡市の福岡大学で行われ、出場する136校のキャプテンや部長が集まりました。

この中で福岡県高校野球連盟の吉岡徹郎理事長はことしの開会式について、暑さや移動距離の負担などを考慮し、状況に応じて各校の判断に任せる希望制とすると伝えました。

県高校野球連盟によりますと、夏の福岡大会では初めての取り組みで、136校のうち、今のところ83校が参加する予定で、50校余りが参加を見送る見通しだということです。

県高校野球連盟の吉岡理事長は「選手が大事な試合で一番実力を発揮できるようにという思いで決断した」と話していました。

開会式に参加しない予定の福岡大大濠高校の大神浩郎主将は「選手の中で多数決をとって決めた。長時間立っているのは暑さを感じると思うので体調管理を考慮した」と話していました。

大会は、今月29日に北九州市民球場で開幕し、日程が順調に進めば、来月21日に決勝が行われることになっています。