ドジャース 大谷翔平 4打数ノーヒット 【一問一答も】

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は13日、レンジャーズ戦に先発出場しましたが、4打数ノーヒットに終わりチームも敗れました。
試合後、大谷選手は「なにが自分にとって大事なのか、よくなるために必要なことを、毎打席毎打席、反省しながら、次につなげられたらいい」と話しました。

ここ2試合連続でホームランを打っている大谷選手は本拠地、ロサンゼルスで行われたレンジャーズとの3連戦の最終戦に2番・指名打者で先発出場しました。

大谷選手は1回、1アウトランナーなしの場面で最初の打席に立ち、アウトコースの変化球を打ってセカンドゴロでした。

3点をリードされた3回は2アウト一塁で第2打席に入り逆方向への鋭い当たりを見せましたがレフトライナーに倒れました。

6回の第3打席はカットボールをひっかけてセカンドゴロでした。

1対3で迎えた8回は1アウト一塁三塁で大谷選手に第4打席が回り、ホームランが出れば逆転の場面でしたが、低めの変化球に空振り三振しチャンスを生かせませんでした。

大谷選手は4打数ノーヒットで連続試合ヒットが「4」で止まり、打率は3割6厘に下がりました。

試合はそのままドジャースが1対3で敗れたため昨シーズンのワールドチャンピオン、レンジャーズとの3連戦は1勝2敗で負け越しとなりました。

大谷翔平「毎打席反省しながら 次につなげられたら」

この日の試合、4打数ノーヒットだった大谷選手は8回、1アウト一塁三塁のチャンスで三振した場面を振り返り「よくなかった。外野フライでも1点入るし、それでランナーが二塁に行けば、2アウトでも同点にできるシチュエーションではあった。そういうバッティングができれば、ヒットではなくてもよかった」と話していました。

6月の月間打率が2割5厘と本調子と言えない状態が続いていますが、大谷選手は「なにが自分にとって大事なのか、よくなるために必要なことを、毎打席毎打席、反省しながら、次につなげられたらいい」とした上で「これからは数字もそうだが、内容的に感覚的にもっと上げられたらいい」と先の長いシーズンを見据えていました。

【大谷翔平 一問一答】

大谷選手は4打数ノーヒットに終わったレンジャーズとの試合後、報道陣の取材に応じました。およそ7分間の取材の中で、2022年にエンジェルスでチームメートだった先発のロレンゼン投手をはじめとするレンジャーズ投手陣の印象や、6月の月間打率が2割5厘となっているバッティングの状態などについて、淡々と話しました。

《アメリカメディア》

Q.2日連続でリリーフのロバートソン投手に三振に抑えられた?

大谷翔平選手
「んー、どうなんですかね。まあデータどおりのピッチングというか、まあ特別変わったことはもちろんしてないとは思いますけど。こちら側の僕の打席、特に、アプローチがかみ合ってないのかなとは思います」

Q.ボール球に手を出していたのか、いいボールを投げられていたのか?

「んー、どうなんですかね。コーナーのピッチングが基本的には多いと思うので、それがストライクになっているかどうかはだいぶ違いますし、きょうの打席で言うならどちらかというと、そのコーナーのピッチングがストライクになってるケースのほうが多かったかなと思います」

Q.先発のロレンゼン投手に対して苦戦したが?

レンジャーズ ロレンゼン投手

「そうですね。まあバランスよく投げて、もちろん来てるなという、いいピッチングだったなとは思いますけど。まあみんなでも、打球速度もしっかり出てましたし、捉えるところはしっかり捉えていたとは思うので。どちらか横にずれていれば抜けるような打球がけっこう多かったのかなとは印象的には思っています」

Q.2試合連続ホームランがあったが、その前の数週間なかなか打てていなくて、どういう過程を歩んでいる?

「まあ長いシーズンなので。いいときもあれば悪いときもあるのはそのとおりなんですけど。まあ、よくても悪くても次の試合よりよくなるように、1打席1打席、んーまあみんな考えてる、自分自身も考えてますし、みんな考えてると思うので。んーまあよくないときというのはよけいにそういうことを考えるとは思いますけど、なにが自分にとって大事なのかというか、よくなるために必要なことを、毎打席毎打席反省しながら、次につなげられたらいいかなとは思っています」

《日本メディア》

Q.去年のワールドチャンピオンとの3連戦振り返って

「んー3連戦ですか?どうなんですかね。きのうはきのうでもう終わってはいるので。まあそこまでの打席はよかったかなと思いますし、きょうはきょうで、んーまあどうなんですかね。最後の打席はよくなかったですけど、それより前の打席は、比較的、そこまで悪い感じはしなかったので。全体的には、結果はよくなかったですけどね。過程はそこまで悪くなかったかなと思います」

Q.ロバートソン投手、最後のナックルカーブの使い方が違うように見えた?

「んー、スタッフ(ボールの質)よりもこう、投げ方みたいな、間合いのほうが独特だと思うので。そこのほうがみんな、なんていうんですかね、ちょっとずれる感覚があるのかなとは、僕自身も含めて思います」

Q.チャンスでいい当たりが出ないが、力が入っていると感じる?

「んーどうなんですかね。基本的には変わらないは変わらないですけど、まあなんですかね、ランナーがいないほうが基本的に甘い球は来るものではあるので、統計をとればそのとおりになりますけど。んーまあいいあたりじゃなかったとしても、しっかりと、きょうの一塁三塁(※8回第4打席1アウト一塁三塁の場面)なんかは特に、外野フライでも1点入りますし。それで二塁にまた行って、スコアリングポジションで2アウトでも、十分同点にはなるシチュエーションではあるので、そういうバッティングができれば、ヒットじゃなくてもいいのかなとは思います」

Q.得意の6月だが、例年と違いはある?

「んー、どうですかね。まあバッティング自体は浮き沈みはありながら、シーズンたつにつれてのほうが合ってはくると思うので。んーまあ4月の後半、5月は打ってましたけど、感覚的にはそこまでこう、バッティングの感覚としては『すごくいいな』という感じではなかったので。これからもっともっと上げていけたら、数字ももちろんそうですけどね。内容的に感覚的にもっと上げられたらいいのかなとは思います」

Q.佐々木麟太郎選手が公式戦でホームラン打ったのは見た?

「わかんないです。知らなかったです」

Q.活躍しているのを聞いて?

「すばらしいなと思います。頑張ってほしいですね」