サッカー なでしこジャパン パリ五輪メンバー決定【全名簿】

パリオリンピックに臨むサッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」のメンバー18人が発表され、司令塔の長谷川唯選手など去年のワールドカップに出場したメンバーに加えて10代の選手2人が入りました。

記事後半では18人のメンバーの1人1人の経歴や特徴を詳しく紹介しています。

なでしこジャパン パリ五輪代表発表 10代2人も

パリオリンピックの出場権を獲得しているサッカー女子の日本代表は、銀メダルを獲得した2012年のロンドン大会以来のメダル獲得を目指しています。

14日、都内でオリンピックに臨む18人のメンバーを発表する記者会見が行われ、池田太監督が1人1人の名前を読み上げました。

長谷川唯 選手

メンバーには、イングランドスーパーリーグ、マンチェスターシティーの中心選手として活躍する司令塔の長谷川唯選手や、なでしこジャパンで長くキャプテンを務めてきたイタリア1部リーグ、ローマの熊谷紗希選手などが順当に選ばれました。

宮澤ひなた選手

また、去年のワールドカップの得点王でイングランドスーパーリーグ、マンチェスターユナイテッドの宮澤ひなた選手や、日本代表として男女通じて最年少でゴールを決めた藤野あおば選手など、ワールドカップで活躍した選手が選ばれました。

このほか、スウェーデン1部リーグのローゼンゴードでプレーする19歳の谷川萌々子選手や、オランダ1部リーグ、フェイエノールトに所属する18歳の古賀塔子選手など、フレッシュなメンバーも加わりました。

一方、6月にニュージーランドとの強化試合でゴールを決めた千葉玲海菜選手などは、バックアップメンバーに回りました。

池田監督は、選考理由について「中2日での試合になる中でどのように選手を起用していくかを考え、これまで積み上げてきたことを共有していろいろな役割に対応できる選手たちを選んだ。10代の2人は年齢関係なく、しっかりとした武器を持っていると判断した」と話しました。

その上で「オリンピックを戦う以上、金メダルを目指そうと選手に話したことがある。予選リーグから厳しい戦いになるので、目の前の1試合1試合をしっかりと戦い、その先にある金メダルを目指していきたい」と意気込みを話しました。

パリオリンピックに臨むなでしこジャパンは、7月13日に金沢市でガーナ代表と強化試合を行い、その後、フランスに向かって大会に備えます。

《登録メンバー一覧》

【ゴールキーパー】 2人
▽山下杏也加選手(28)INAC神戸レオネッサ
▽平尾知佳選手(27)アルビレックス新潟

【ディフェンダー】 6人
▽熊谷紗希選手(33)ローマ(イタリア1部リーグ)
▽清水梨紗選手(27)ウェストハム(イングランドスーパーリーグ)
▽北川ひかる選手(27)INAC神戸レオネッサ
▽南萌華選手(25)ローマ (イタリア1部リーグ)
▽高橋はな選手(24)三菱重工浦和レッズ
▽古賀塔子選手(18)フェイエノールト (オランダ1部リーグ)

【ミッドフィルダー】 7人
▽清家貴子選手(27)三菱重工浦和レッズ
▽長谷川 唯選手(27)マンチェスターシティー (イングランドスーパーリーグ)
▽林穂之香選手(26)ウェストハム (イングランドスーパーリーグ)
▽長野風花選手(25)リバプール (イングランドスーパーリーグ)
▽宮澤ひなた選手(24)マンチェスターユナイテッド (イングランドスーパーリーグ)
▽藤野あおば選手(20)日テレ・東京ヴェルディベレーザ
▽谷川萌々子選手(19)ローゼンゴード (スウェーデン1部リーグ)

【フォワード】 3人
▽田中美南選手(30)INAC神戸レオネッサ
▽植木理子選手(24)ウェストハム (イングランドスーパーリーグ)
▽浜野まいか選手(20)チェルシー(イングランドスーパーリーグ)

【バックアップメンバー】 4人
<GK>
▽大場朱羽選手(21)アメリカ ミシシッピ大
<DF>
▽守屋都弥選手(27)INAC神戸レオネッサ
▽石川璃音選手(20)三菱重工浦和レッズ
<FW>
▽千葉玲海菜選手(25)フランクフルト(ドイツ1部リーグ)

◇パリ五輪 出場12チーム・日程は?

パリオリンピックのサッカー女子には、開催国のフランスを含めて12チームが出場します。

【出場12チーム ( )内の数字は6月14日付け世界ランキング】
▼スペイン(1位)
▼フランス(2位/開催国)
▼ドイツ(4位)
▼アメリカ(5位)
▼日本(7位)
▼カナダ(8位)
▼ブラジル(9位)
▼オーストラリア(12位)
▼コロンビア(22位)
▼ニュージーランド(28位)
▼ナイジェリア(36位)
▼ザンビア(64位)

(※黄色は日本と予選リーグ同組)

各チームは、18人の登録メンバーと4人のバックアップメンバーのあわせて22人で構成され、男子と違って年齢制限はありません。

参加チームは4チームずつ3つのグループに分かれて予選リーグを戦い、各グループの上位2チームに加えて、3位の中から成績が上位の2チームが決勝トーナメントに進みます。

日本は予選リーグ「グループC」
▽7月25日:去年のワールドカップを制したスペイン
▽7月28日:ブラジル
▽7月31日:ナイジェリア

試合は中2日の厳しい日程で、フランス国内の7つの都市で行われ、長距離の移動を伴うため、勝ち上がるためには各チームともに選手の起用を含めたベンチワークが鍵を握ります。

《メンバー18人のプロフィール》

GK 山下 杏也加(やました・あやか)

東京都出身の28歳。今シーズンまでWEリーグのINAC神戸レオネッサでプレーし、来シーズンは海外への挑戦を表明しています。オリンピックは前回の東京大会に続いて2回目の代表入りです。
身長1メートル70センチで、高校1年生のときにフォワードからゴールキーパーに転向したため、足元の技術も高く、身体能力の高さと正確なキックで素早く攻撃につなげるプレーを得意としています。
去年のワールドカップでも日本のすべての試合にフル出場し、要所で好セーブを見せてチームのベスト8進出に貢献しました。
さらに、ことし2月に行われたアジア最終予選の北朝鮮との試合では、相手のシュートをゴールラインギリギリのところでかき出すファインセーブを見せて失点を防ぎ、チームをオリンピック出場に導きました。

GK 平尾 知佳(ひらお・ちか)

千葉県出身の27歳。WEリーグのアルビレックス新潟に所属しています。オリンピックは前回の東京大会に続いての代表入りです。
日本サッカー協会がエリート選手育成のために設けた「JFAアカデミー福島」出身で、2016年の20歳以下のワールドカップでは3位に入りました。
身長1m73cmで安定感のあるキャッチに定評があり、足もとの技術にも優れた万能型のキーパーです。

DF 熊谷 紗希(くまがい・さき)

北海道出身の33歳。イタリア1部リーグのローマでプレーしています。チーム最年長で、なでしこジャパンで長くキャプテンを務めてきました。オリンピックの代表は今回が3回目の選出で、メンバーで唯一2012年のロンドン大会の銀メダルを経験しています。
20歳で初めて出場した2011年のワールドカップドイツ大会では、センターバックのレギュラーとして全試合にフル出場し、ペナルティーキック戦となったアメリカとの決勝で優勝を決めるシュートを決めました。
身長1m73cmの高さに加え、当たり負けしない体の強さが持ち味で、10年以上にわたってヨーロッパの強豪クラブで活躍しています。
日本代表としては、これまで151試合に出場し、このうち148試合に先発出場しています。

DF 清水 梨紗(しみず・りさ)

兵庫県出身の27歳。おととしからイングランドスーパーリーグのウェストハムでプレーしています。オリンピックは前回の東京大会に続き、2大会連続の代表入りです。主に右サイドでプレーし、試合終盤まで走り続ける豊富な運動量とスタミナが持ち味で、積極的に前線に上がって攻撃に厚みを持たせます。
オリンピック出場をかけた2月のアジア最終予選の北朝鮮との第2戦では、持ち味を生かして右サイドを駆け上がり、絶妙なクロスボールで2点目をアシストしてパリ大会出場に大きく貢献しました。
チームメートの長谷川唯選手と仲がよく、合宿中は食堂などでサッカー談義に花を咲かせているということです。

DF 北川 ひかる(きたがわ・ひかる)

石川県出身の27歳。WEリーグのINAC神戸レオネッサに所属しています。オリンピックの代表入りは今回が初めてです。保育園の時に兄の影響でサッカーを始め、中学入学と同時にJFAアカデミー福島に進みました。
早くから世代別の日本代表に選ばれて、2014年の17歳以下のワールドカップでは脳しんとうの影響で欠場した決勝を除くすべての試合に出場し、優勝に貢献しました。
主に左のサイドバックや中盤の左サイドでプレーし、1対1の駆け引きや球際の強さに加え、正確なクロスボールも持ち味です。
パリオリンピック出場をかけた2月のアジア最終予選北朝鮮との第2戦では、北川選手の正確なフリーキックから先制点がうまれました。

DF 南 萌華(みなみ・もえか)

埼玉県出身の25歳。イタリア1部リーグのローマに所属しています。オリンピックは前回の東京大会に続き2大会連続の代表入りです。1m72cmの身長を生かした空中戦が得意で、相手の動きを予測する能力にもたけています。
育成年代のワールドカップに日本代表として出場し、17歳以下と20歳以下の大会ではキャプテンとしてチームをまとめ、優勝の原動力となりました。
年齢制限のないワールドカップには2019年のフランス大会に20歳で初めて出場し、去年の大会でも5試合にフル出場し、キャプテンの熊谷紗希選手などとともに5試合3失点と奮闘した守備陣を支えました。
おととし移籍したローマでは、主力としてチームのリーグ初優勝に貢献しました。

DF 高橋 はな(たかはし・はな)

埼玉県出身の24歳。三菱重工浦和レッズに所属していてオリンピックの代表入りは今回が初めてです。早くから年代別の代表を経験し、17歳以下のワールドカップで準優勝、20歳以下のワールドカップでは優勝に貢献しました。気持ちを前面に出した泥臭いプレーが持ち味で、年代別の代表では、池田太監督のもとフォワードからセンターバックにポジションを変更しました。レッズでは、現在もフォワードを務めることがあります。
なでしこジャパンでは、去年のワールドカップのメンバーに選ばれたほか、ことし2月に行われたパリオリンピックアジア最終予選の北朝鮮戦で先制ゴールを決めて攻守で存在感を示しました。
明るい性格で、なでしこジャパンではムードメーカーとなっています。

DF 古賀 塔子(こが・とうこ)

大阪府出身の18歳で、チーム最年少です。オランダ1部リーグのフェイエノールトでプレーしています。フィジカルの強さとスピードを兼ね備えています。JFAアカデミー福島の出身で、おととしの17歳以下のワールドカップでは、敗れた準々決勝までの4試合すべてに先発出場しました。
去年はワールドカップでトレーニングパートナーとしてなでしこジャパンに同行し、その後、ブラジルとの強化試合では代表メンバーに招集されました。
海外でも将来性が高く評価され、ことし1月、国内のプロを経ずに18歳でオランダのフェイエノールトと契約を結びました。
オリンピックの代表メンバー発表前のニュージーランドとの強化試合では、ヘディングで代表初ゴールを決めるなど存在感を示しました。

MF 清家 貴子(せいけ・きこ)

東京都出身の27歳。今シーズンまでWEリーグの三菱重工浦和レッズでプレーしてきました。オリンピックは今回が初めての代表入りです。抜群のスピードを生かしたドリブル突破と決定力が持ち味で、今シーズンのWEリーグでは10試合連続となるゴールをマークし、Jリーグも含めた国内プロリーグの記録を更新しました。
そして、リーグ歴代最多の20得点を挙げて得点王となり、レッズの2連覇に貢献しました。次のシーズンに向けてはさらなるレベルアップを目指し、レッズを離れて海外移籍を目指すことも発表しています。
去年のワールドカップで無得点に終わった清家選手は、パリオリンピックではチームの勝利につながる得点をあげたいと意気込んでいます。

MF 長谷川 唯(はせがわ・ゆい)

埼玉県出身の27歳。イングランドスーパーリーグのマンチェスターシティーに所属しています。オリンピックは、前回に続き2大会連続の代表入りです。身長1m57cmと代表選手の中で小柄ながら、足もとの高い技術を生かしたドリブルと正確なパスが持ち味の司令塔です。
海外で体が大きい相手に負けないように、と培った「先を読むプレー」と豊富な運動量で守備力にも磨きをかけて、なでしこジャパンの攻守の中心を担います。
オリンピックまでのわずかなオフの期間を使って、地域の子どもたちのためにサッカー教室を開くなど、女子サッカーの普及にも力を注いでいます。
長谷川唯選手は自身のSNSを通じて「メンバーに選ばれました。たくさんの応援、期待やプレッシャーを力に変えて、いい結果を残せるように頑張ります」と意気込みを伝えています。

MF 林 穂之香(はやし・ほのか)

京都府出身の26歳。イングランドスーパーリーグのウェストハムに所属しています。
オリンピックは、前回の東京大会以来2大会連続の代表入りです。1m57cmと代表選手の中でも小柄ながら、正確なボールタッチに定評があり、守備力の高さが持ち味です。高い戦術眼を持ち、相手の動きを予測する判断力に優れています。
育成年代の代表では20歳以下のワールドカップに2回出場し、2018年の大会ではハードワークで日本の初優勝に貢献しました。
2019年に「なでしこジャパン」に初めて招集され、去年のワールドカップでは準々決勝のスウェーデン戦で代表初ゴールを決めました。

MF 長野 風花(ながの・ふうか)

東京都出身の25歳。イングランドスーパーリーグのリバプールに所属しています。オリンピックは今回が初めての代表入りです。ボールキープ力にすぐれ、“ため”を作って的確な状況判断からチャンスの起点となる巧みなパスを繰り出します。
5歳の時に地元のサッカークラブに所属していた兄2人の影響でサッカーを始め、10代のころから育成年代の代表に選ばれて17歳以下と20歳以下のワールドカップでは日本代表として優勝を経験しました。
「次世代のエース候補」として期待され、去年のワールドカップではエースナンバーの背番号「10」を背負い、5試合すべてに出場してチームのベスト8進出に貢献しました。

MF 宮澤 ひなた(みやざわ・ひなた)

神奈川県出身の24歳。イングランドスーパーリーグのマンチェスターユナイテッドに所属しています。オリンピックは今回が初めての代表入りです。スピードを生かしたドリブルと決定力が持ち味で、去年のワールドカップでは5得点をマークして、日本選手として2011年の澤穂希さん以来 2人目の得点王となり、一躍脚光を浴びました。
日本代表の主力としての活躍が期待される中、去年12月の強化試合で右足首を骨折し、アジア最終予選はメンバーを外れました。その悔しさをバネに、パリ大会では去年のワールドカップのような活躍を目指します。
宮澤選手は、4歳でサッカーを始めて以来好きなことを続けさせてくれた母親への感謝の思いがあり、年俸の1%を家計が苦しい家庭の子どもがサッカーを続けるための事業に寄付しています。

MF 藤野 あおば(ふじの・あおば)

東京都出身の20歳。WEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属しています。オリンピックは今回が初めての代表入りです。スピードに乗ったドリブルと、力強いシュートが持ち味で、おととし行われた20歳以下のワールドカップでは、エースナンバーの背番号「10」を付けて6試合すべてに出場し、準優勝の原動力となりました。さらに去年のワールドカップでは、1次リーグのコスタリカ戦で、日本代表として男女通じて初めて10代でゴールを決めました。
座右の銘は、よく考えたうえで思い切って実行するという意味の「熟慮断行」。幼いころから母親に物事が起きる理由をしっかり考えるように、と教え込まれたということです。
パリ大会に向けては決定力アップを課題に掲げ、元ボクサーの父親がシュート練習をサポートするなど家族の支えを受けながら大舞台での活躍を目指します。

藤野あおば選手は所属する日テレ・東京ヴェルディベレーザを通じてコメントを出し「オリンピックは憧れの舞台であり、ワールドカップとはまた違った18人のメンバーで戦うというシビアな大会で、まずはそこに挑戦できるメンバーに選ばれてうれしく思う。これまで応援してくださった方々に恩返しするためにも、ベレーザで培ったものを発揮し、金メダルという結果を出せるように頑張りたい」としています。
その上で「これまでどんなときも家族がずっと応援してくれた。私が挑戦するたびにいつも陰で支えてくれた。家族のみんなに『ありがとう』の感謝の気持ちでいっぱいで、私に尽くしてくれた時間を結果として表せるようにチャレンジしていきたい」と家族への思いをつづっています。

MF 谷川 萌々子(たにかわ・ももこ)

愛知県出身の19歳。オリンピックの代表入りは今回が初めてです。中学入学と同時に親元を離れてJFAアカデミー福島に進み、おととしの17歳以下のワールドカップに主力として出場しました。なでしこジャパンには去年7月の強化試合で初めて選ばれ、ワールドカップではトレーニングパートナーとしてチームに同行しました。
ことし1月、JFAアカデミー福島からドイツ1部リーグのバイエルンミュンヘンに加入し、その後、スウェーデン1部リーグのローゼンゴードに期限付きで移籍しました。
日本代表では主に守備的なミッドフィルダーで出場し、球際に強い守備のほか視野の広さと正確なロングパスからのチャンスメークを得意としています。
決定力もあり、所属するローゼンゴードではゴールを量産しています。

FW 田中 美南(たなか・みな)

タイ出身、川崎市育ちの30歳。WEリーグのINAC神戸レオネッサに所属しています。年代別の代表から国際大会での経験が豊富な攻撃の中心選手で、オリンピックは前回の東京大会に続いて2回目の代表入りです。
相手ディフェンダーとの駆け引きから背後へ出る動きと高い決定力を兼ね備え、WEリーグの前身のなでしこリーグでは、2019年まで4シーズン連続で得点王に輝きました。WEリーグでもコンスタントに得点を挙げています。
ワールドカップでは2019年のフランス大会で代表入りを逃して悔しさを味わいましたが、去年の大会では4試合に先発出場して2得点を挙げる活躍でチームのベスト8進出に貢献しました。

FW 植木 理子(うえき・りこ)

神奈川県出身の24歳。イングランドスーパーリーグのウェストハムに所属しています。オリンピックは今回が初めての代表入りです。スピードを生かしたドリブルに加え、巧みなボールタッチで相手をかわすプレーが持ち味のストライカーです。
WEリーグでは、2022年から23年にかけてのシーズンで14ゴールを挙げて得点王に輝きました。
年代別の代表では、2018年の20歳以下のワールドカップでチームトップに並ぶ5得点をマークし、日本の初優勝に貢献しました。
去年のワールドカップでは、なでしこジャパンのメンバーとして2得点を挙げ、大会終了後に日テレ・東京ヴェルディベレーザからウェストハムに移籍しました。

FW 浜野 まいか(はまの・まいか)

大阪府出身の20歳。イングランドスーパーリーグのチェルシーでプレーしています。
運動量が豊富で、相手との駆け引きを得意としています。ディフェンスの背後に抜け出すプレーなどが持ち味です。
日本が準優勝したおととしの20歳以下のワールドカップでは4得点と活躍し、大会の最優秀選手に選ばれました。
年齢制限のない日本代表には、おととしナイジェリアとの強化試合で初めてメンバー入りしました。
去年のワールドカップでは、大会前のけがの影響で出場が途中からの1試合のみにとどまるなど結果を残せませんでしたが、最後のアピールチャンスとなった6月のニュージーランドとの強化試合で2得点を決め、初めてのオリンピック代表をつかみました。
穏やかな印象ですが、本人は「負けず嫌いで最後まで諦めない性格」と自己分析しています。