円相場 一時 1ドル=158円台まで円安進む 日銀の会合受け

14日の東京外国為替市場、円相場は日銀の金融政策決定会合の結果を受けて一時、1ドル=158円台まで円安が進みました。

14日の東京外国為替市場では円相場は、午前中、1ドル=157円台前半を中心に推移していましたが、日銀が、金融政策決定会合で国債の買い入れの規模を減らす方針を発表したあと、円を売ってドルを買う動きが強まり、一時、1ドル=158円台前半まで円安が進みました。

1ドル=158円台をつけるのはおよそ1か月半ぶりです。

午後5時時点の円相場は、13日と比べて、40銭円安ドル高の1ドル=157円66~68銭でした。

一方、ユーロに対しては13日と比べて、1円26銭円高ユーロ安の1ユーロ=168円81~85銭でした。

ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0707~08ドルでした。

市場関係者は「今回の決定会合で国債買い入れの減額の規模など具体的な内容が示されず、次回の会合に持ち越されたことから、市場では、日銀が、金融政策の正常化を慎重に進めようとしているのではないかという見方が出て、円を売る動きが強まった」と話しています。