北アルプス焼岳 火山性地震の増加受け 山小屋の営業開始を延期

長野と岐阜の県境にある北アルプスの焼岳で火山性地震が増えていることから長野県松本市は運営している山小屋について、6月18日に予定していた営業開始を延期することを決めました。

長野と岐阜の県境にある北アルプスの焼岳では、山頂付近を震源とする火山性地震が増えています。

このため、松本市は登山を控えるよう呼びかけていて、運営している山小屋、「焼岳小屋」についても、今シーズンの営業開始を予定していた6月18日から29日に延期することを決めました。

「焼岳小屋」は焼岳の想定火口域から1キロの範囲内にあり、昨シーズンは470人余りが宿泊したということです。

火山活動で山小屋の営業開始が延期されるのは2022年以来で、松本市は今後の状況によっては、さらに延期する可能性があるとしています。

気象庁は今後さらに火山性地震が増加した場合、噴火警戒レベルを火口周辺への立ち入りを規制する「2」に引き上げる可能性があるとして、今後の情報に注意するよう呼びかけていてます。