ことし初の猛暑日 13日も厳しい暑さ続く見込み 熱中症対策を

西日本から北日本にかけての広い範囲で晴れて気温が上がり、福島県では最高気温が35度を超え、ことし初の猛暑日となりました。13日も各地で厳しい暑さが続く見込みで、こまめに水分を補給したり冷房を使用したりするなど、熱中症対策を心がけてください。

気象庁によりますと、
▽福島県伊達市では、最高気温が気温が35.2度に達し、ことし全国で初めて猛暑日となりました。

▽山梨県甲州市勝沼で34.1度
▽石川県輪島市で32.7度
▽京都市で32.5度
▽佐賀市で32.2度
▽大阪市で30.8度
▽名古屋市で30.2度
と、各地で厳しい暑さとなり、
▽東京の都心でも30.1度と、ことし初めて真夏日となりました。

北海道でも気温が上がり、
▽富良野市で30.4度
▽上富良野町で30.2度
▽札幌市で28.4度
などと、季節外れの暑さとなりました。

13日も、各地で気温の高い状態が続く見込みで、日中の最高気温は
▽熊本市や京都市で33度
▽岡山市や大阪市、前橋市、福島市で32度
▽高松市や鳥取市、さいたま市で31度
▽広島市や名古屋市で30度
などと予想されています。

この時期は、まだ体が暑さに慣れていないため、
▽我慢せずエアコンを使用したり
▽のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給したりするほか、
▽屋外で活動する際は、長時間の作業や激しい運動を避け、適切に休憩を取るなど、
熱中症対策を心がけてください。

一方、日本の南で停滞する前線に向かって湿った空気が流れ込んでいるため沖縄・奄美では大気の状態が非常に不安定になっていて、この時間は沖縄県で激しい雨が降っています。

沖縄・奄美ではこの2日間に降った雨の量が200ミリから250ミリを超える大雨となっているところがあり、これまでに降った雨で土砂災害の危険性が非常に高まり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

大気の不安定な状態が続くため、沖縄・奄美では13日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。

13日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽奄美で150ミリ
▽沖縄で100ミリ
と予想されています。

気象庁は、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。

石川 珠洲 仮設住宅で熱中症に注意呼びかけ

能登半島地震の被災地、石川県珠洲市では30度を超える真夏日となり社会福祉協議会の職員などが仮設住宅を回って熱中症に注意するよう呼びかけました。

12日の石川県内は各地で気温があがり日中の最高気温は
▽七尾市で32.8度、
▽輪島市で32.7度、
それに▽珠洲市で31.1度などと各地で30度を超える真夏日となりました。

珠洲市では市の社会福祉協議会の職員たちが仮設住宅を訪ねてお年寄りなどに熱中症に注意するよう呼びかけました。職員たちは、住民たちにペットボトルの水を渡し水分補給をこまめにして日中の気温が高い時間の外出は避けるよう、声をかけていました。

仮設住宅に夫婦で入居している男性は「水分をよくとって暑いところには行かないように気をつけます。見守りしてもらえて、心の支えになっています」と話していました。

珠洲市社会福祉協議会の山さつきさんは「こまめに休んだり涼しいところで水分をとってもらったりして熱中症にならないよう気をつけてほしいです」と話していました。