来年秋から放送の朝ドラは「ばけばけ」 小泉八雲の妻がモデル

来年、2025年の秋から放送されるNHKの連続テレビ小説は、明治時代の作家、小泉八雲の妻、小泉セツをモデルにした、「ばけばけ」に決まりました。

113作目となる連続テレビ小説「ばけばけ」は、「怪談」などの著作で知られ、日本の伝統や文化を海外に紹介した明治時代の作家、小泉八雲=ラフカディオ・ハーンの妻の小泉セツをモデルにしたドラマです。

武士の時代が終わった明治初期、松江藩の没落士族の娘が、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会います。

急速に西洋化が進み、人々の暮らしや価値観が変わっていく明治の日本で、夫婦は、埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光を当てて語り継ぎます。

ドラマの舞台は、ヒロインが生まれ育つ島根県から、熊本など各地に移り変わっていきます。

脚本を担当するのは、数々の映画や舞台などを手がけ、Eテレ「みいつけた!」でも知られる、ふじきみつ彦さんです。

ふじきさんは「何も起きない物語を書いています。光でも影でもない部分に光を当てる朝ドラを書いてみたい。小泉セツさんのことを知って、そういう考えに至りました。少し変わった、しかし何気ない日常を送った、言ってみれば普通の人かもしれません。だけど、だからこそ愛おしいのです」とコメントしています。

ヒロインとその相手役については、オーディションを開催して決める予定です。

連続テレビ小説「ばけばけ」は、2025年の春に撮影が始まり、秋から放送される予定です。