「JPドラゴン」メンバーとみられる容疑者 事件5か月前に出国か

フィリピンを拠点とする犯罪グループ「JPドラゴン」のメンバーとみられる55歳の容疑者が特殊詐欺事件の被害者からキャッシュカードを盗んだ疑いで福岡県警察本部に逮捕された事件で、容疑者は事件の5か月余り前に日本を出国したあと帰国していなかったことがわかりました。警察はグループが海外を拠点に国内の実行役を使いながら特殊詐欺を繰り返していたとみて詳しく調べています。

「JPドラゴン」のメンバーとみられる鹿児嶋孝之容疑者(55)は11日、フィリピンから日本に移送され、福岡県警に逮捕されました。

警察によりますと、ほかの実行役と共謀して去年4月、埼玉県蕨市の当時89歳の男性に警察官を装ってうその電話をかけ、受け取り役のいわゆる「受け子」を男性の自宅に向かわせてキャッシュカードを盗んだ疑いが持たれています。

容疑者はこの事件の5か月余り前のおととし11月に日本を出国したあと、帰国した記録はなかったということです。

フィリピンの入国管理局も容疑者がおととし11月からフィリピンに滞在し、オーバーステイになっていたと発表しています。

警察は容疑者らがフィリピンを拠点に日本国内の実行役を使いながら組織的に特殊詐欺を繰り返していたとみて、役割などについて詳しく調べることにしています。

警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。