コーヒー 夏以降 各社値上げへ コーヒー豆の価格高騰で

世界的な需要の高まりや円安の影響などでコーヒー豆の価格が高騰していることから、大手食品メーカーでは夏以降、コーヒー製品を相次いで値上げします。

神戸市に本社がある大手食品メーカーの「ネスレ日本」は、ことし9月以降、ペットボトル入りのコーヒー製品8品目を値上げすることを発表しました。

具体的には、
◇「ネスカフェ ゴールドブレンド」の3製品は、ことし9月発売分から量を増やしたうえで、希望小売価格を引き上げます。
▽1ミリリットル当たりの価格は、およそ10%の値上げとなります。

また、
◇「ネスカフェ エクセラ」の5製品は、ことし10月の納品分から希望小売価格で、およそ13%値上げします。
この理由について会社は、
▽世界的にコーヒー豆の需要が高まり、価格が高騰していることに加えて
▽円安が進行し、コーヒー豆の調達価格が一段と高くなっていることが主な要因だとしています。

また、同じく神戸市に本社がある
◇「UCC上島珈琲」も、コーヒー豆の価格や輸送費が高騰していることなどから、一部を除く家庭用の製品を値上げします。
▽家庭用のレギュラーコーヒー製品は、7月1日の出荷分から
▽ペットボトル入りのコーヒー製品などは、9月2日の出荷分から
出荷価格を引き上げることにしていて、店頭での販売価格は20%から30%程度、上昇する見込みだとしています。