米遠征中のサッカーU23日本代表 アメリカとの強化試合へ調整

サッカー男子、23歳以下の日本代表が日本時間の12日に行われる、アメリカとの強化試合を前に調整を行い、中心選手の藤田譲瑠チマ選手が「今まで積み上げてきたものをしっかりと見せながら勝つためのプレーをしたい」と意気込みを話しました。

23歳以下の日本代表はパリオリンピックへ向けた強化のためアメリカのカンザス州に代表メンバー発表前最後の遠征を行っていて、日本時間の12日、同じくオリンピック出場を決めている23歳以下のアメリカ代表と強化試合を行います。

メンバーは10日、練習拠点で試合に向けて前日練習を行い、公開された冒頭の15分ではアジア最終予選でキャプテンを務めた藤田選手や中心選手の1人、松木玖生選手などがリラックスした表情でランニングやダッシュなどを行って汗を流していました。

今回の遠征に参加しているメンバーは10日時点で24人ですが、パリオリンピックでは1チームの登録人数がオーバーエイジ枠を含めて18人に絞られるため、選手にとってはアメリカとの試合が重要なアピールの場となります。

藤田選手は「練習でも競争力という意味でみんないいアピールができていると思う。今まで積み上げてきたものをしっかりと見せながら勝つためのプレーをしたい」と意気込みを語りました。

パリオリンピックのアジア最終予選では招集されなかったミッドフィルダーの斉藤光毅選手は「1対1の仕掛けや裏への抜け出しは自分のストロングポイントなので、チームのためにハードワークしたい。自分の力で勝ったと言えるような活躍をしたい」と話していました。

大岩剛監督は「みんなが意識高くプレーしているし、それぞれのポジションで刺激し合っている。積み上げてきたアグレッシブなサッカーを見せたい」と話していました。

試合は、日本時間の12日午前9時すぎから行われ、NHKは試合の模様をBSで生中継します。