そごう・西武 西武池袋本店の改装計画公表 売り場面積は半分に

アメリカの投資ファンドの傘下に入った大手デパートの「そごう・西武」は、旗艦店の西武池袋本店の改装計画を公表し、デパートの売り場面積を今の半分ほどに縮小した上で、来年1月以降、段階的に開業していくことを明らかにしました。

発表によりますと、そごう・西武は、旗艦店の西武池袋本店について、今月から本格的な改装工事を行い、来年1月以降、段階的に開業し、来年夏から秋の全面開業を目指すということです。

そごう・西武をめぐっては、去年9月にセブン&アイ・ホールディングスがアメリカの投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」に売却し、パートナーとして参加した家電量販店大手の「ヨドバシホールディングス」が西武池袋本店などを取得した上で、一部のフロアに家電量販店を展開する方針を決めています。

西武池袋本店は全体の売り場面積がおよそ8万8000平方メートルありますが、改装後は家電量販店の出店に伴い、デパートの売り場が今の半分ほどのおよそ4万8000平方メートルに縮小されます。

その上で、ブランド品や化粧品、それに地下の食料品を中心に商品力を強化する方針で、会社は「従来の百貨店が持つ優れたサービスを残しつつ、お客さまのニーズに合わせた新たな価値を提供する新しい店舗に期待してほしい」としています。