秋田 男鹿 雲昌寺のアジサイが咲き始める

秋田県男鹿市の雲昌寺でアジサイが咲き始め、多くの人たちが観覧に訪れています。

男鹿市北浦の雲昌寺には、アジサイがおよそ2000株植えられ、梅雨入り間近となった今、徐々に咲き始めています。

アジサイは、寺の副住職の古仲宗雲さんが15年ほど前から植え始めたもので、海を一望できる寺の境内でいっせいに咲くことから、全国でも有数のアジサイの名所として知られるようになりました。

去年は、猛暑や雨不足の影響でアジサイが枯れてしまい、ことし、つぼみをつけたものは、例年の6割程度にとどまっているということですが、寺の境内には、すでに青や白に色づいたアジサイが一面に広がり、10日も多くの人たちが訪れ、けなげに咲く花の姿を見て楽しんでいました。

古仲副住職は「去年、枯れた時はとてもショックで、ことし咲くのは1割くらいかなと思っていましたが、ここまで回復してくれて本当にうれしいし、改めて命の力強さというものを感じています。われわれ人間も、生きているといろいろな困難がありますが、このアジサイを見て、何か感じるものがあればいいなと思います」と話していました。

雲昌寺では7月15日までアジサイの特別拝観が行われ、見頃を楽しめるということです。