防犯カード「御守印」配付で特殊詐欺被害の注意喚起 群馬

各地で相次ぐ特殊詐欺の被害などへの注意喚起を図ろうと、寺や神社の御朱印をモチーフにした防犯カード「御守印」が群馬県東吾妻町の警察署などで配布されています。

「御守印」と名付けられた防犯カードは縦15センチ、横10センチほどの大きさで「吾妻警察署」や「特殊詐欺撲滅」などと書かれています。

また、中央にある警察の紋章は赤色、青色、黄色の3種類があり、10日から吾妻警察署やその管内の交番など、合わせて11か所で配布が始まりました。

このうち、吾妻警察署では訪れた人たちが「御守印」を受け取ると、警察官から特殊詐欺の被害を防ぐための対策などについて説明を受けていました。

「御守印」を受け取った80代の男性は「近所でも詐欺の電話が来たという話を聞くので、こういった取り組みはとてもいいと思う」と話していました。

吾妻警察署生活安全課の島崎真一課長は「受け取った人は家族や周りの人にも呼びかけてもらい、社会全体で詐欺の被害防止につなげていきたい」と話していました。