台湾 台北など流れる川の河口に小型船が進入 中国籍の男逮捕

台湾の台北など北部の市街地を流れる川の河口に不審な小型船が進入し、台湾当局は乗っていた中国籍の男を逮捕して動機や背後関係などを調べています。

台湾の沿岸警備を担当する海巡署が10日に発表したところによりますと、9日午前、台湾北部の新北市淡水の沖合、およそ10キロの海上で不審な小型船が航行しているのを見つけました。

小型船はその後、淡水河の河口に進入して船着き場で別の船と接触事故を起こしたということで、駆けつけた海巡署員が乗っていた男1人をその場で逮捕しました。

容疑者は中国籍だということで、一部の台湾メディアは、男が「中国の福建省から小型船に乗ってきた」と話していると伝えていて、台湾の捜査当局が、動機や背後関係などについて、詳しく調べています。

小型船が進入した淡水河は台湾北部の市街地を流れていて、容疑者が逮捕された河口付近は総統府などがある台北の中心部から20キロほどしか離れておらず、防衛上、重要な地区とされています。

このため、台湾のメディアの中には、小型船に、河口まで接近されただけでなく、重要な地区への進入を許したことを問題視する論調も出ています。