ロシアでBRICS外相会議開始 加盟国拡大でロシアは欧米に対抗か

ロシアや中国、インドなど新興国で作るBRICSの外相会議が議長国を務めるロシアで始まりました。BRICSには、ことしから新たにイランやエジプトなどが加わり、ロシアとしては枠組みの存在感を高め、対立を深める欧米側に対抗したいねらいとみられます。

ロシアや中国、インドなど新興国で作るBRICSの外相会議は、10日から2日間、ロシア中部の都市ニジニ・ノブゴロドで開かれ、安全保障や経済分野などでの協力について意見が交わされる予定です。

BRICSには、ことしから新たにイランやUAE=アラブ首長国連邦、エジプトなどが加わり、加盟国が拡大して初めての外相会議となります。

議長国を務めるロシアのラブロフ外相は、会議の冒頭「BRICSの拡大は多極的な世界秩序の形成を明確に裏付けるものだ」と述べ、拡大するBRICSの存在感を誇示しました。

ロシア外務省によりますと、今回の会議には、中国の王毅外相など加盟国に加えて、中東やアジア、アフリカなどの友好国から合わせて20か国以上が参加する見通しだとして、各国からBRICSへの関心が寄せられていると強調しています。

ロシアとしては、議長国の立場も最大限に活用し、BRICSの枠組みの存在感を高めるとともに、グローバル・サウスの国々との関係強化を進め、ウクライナ情勢をめぐって対立を深める欧米側に対抗したいねらいとみられます。