ブルージェイズ 菊池雄星 試合に出場していないのに守備妨害

大リーグ、ブルージェイズの菊池雄星投手が9日、試合に出場していないにもかかわらず味方の攻撃で守備妨害をとられる珍しい場面がありました。

ブルージェイズは9日、カリフォルニア州オークランドでアスレティックスと対戦し、この試合、菊池投手はベンチから観戦していました。

3点リードした10回、ブルージェイズの9番、デービス・シュナイダー選手が1アウト二塁の場面で一塁側のファウルゾーンにフライを打った際、打球をよけようとベンチを出た菊池投手と、ボールを追っていたアスレティックスのファーストの選手がぶつかりました。

2人はその場で転倒してボールはそのままファウルゾーンに落ちましたが、菊池投手がこのプレーで守備妨害を宣告され、シュナイダー選手がアウトとなりました。

菊池投手は転倒したあと、ぼう然とした表情で謝るように相手の選手に向かって右手をあげていました。

2人にけがはなかったということですが、アメリカメディアもこのプレーを珍しいシーンとして紹介していて、菊池投手が試合後「少し恥ずかしくて、小さな穴を作って隠れたかった」とコメントしたと伝えています。

試合はブルージェイズが6対4で勝ちました。

菊池投手は、11日のブルワーズ戦での先発登板が予定されています。