ナショナルリーグのドジャースとアメリカンリーグのヤンキースという両リーグを代表する人気球団どうしの3連戦は9日、ヤンキースの本拠地、ニューヨークで最終戦が行われました。
![](/news/html/20240610/K10014475991_2406101132_0610115926_01_02.jpg)
ドジャース 大谷翔平 先発出場で二塁打もヤンキースに敗れる
大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は9日、ヤンキースとの3連戦の最終戦に先発出場し、ツーベースヒット1本を打ちましたが、チームは敗れました。
![](/news/html/20240610/K10014475991_2406101432_0610143902_02_03.jpg)
ドジャースの2連勝で迎えたこの試合に大谷選手は2番・指名打者で先発出場し、1回の第1打席はインコース高めの速球を打ってセンターフライでした。
3回の第2打席は低めの変化球を引っ張って鋭い打球を見せましたが、ライトライナーでした。
5回の第3打席はベッツ選手のタイムリーツーベースヒットでチームが2対2の同点に追いついた直後の打席でしたが、2アウト二塁とチャンスが続く場面でレフトフライに倒れました。
![](/news/html/20240610/K10014475991_2406101132_0610115926_02_03.jpg)
3対5と2点を追う8回は先頭バッターで第4打席に立ちインコースの速球に詰まった当たりがレフト線を破り、ツーベースヒットとしました。
このあと三塁まで進んだ大谷選手は犠牲フライでホームを踏みドジャースが1点差に詰め寄りました。
![](/news/html/20240610/K10014475991_2406101432_0610143902_02_05.jpg)
しかしそのウラ、ヤンキースの大リーグ屈指のスラッガー、ジャッジ選手に両リーグを通じてトップを独走する今シーズン24号のソロホームランを打たれ再びリードを広げられました。
ドジャースはこのまま4対6で敗れ、ヤンキースとの3連戦は2勝1敗でした。
大谷選手は2試合連続となるヒットでこの試合4打数1安打、打率は3割1分となりました。
大谷とジャッジ 競演が話題に 見せ場も
![](/news/html/20240610/K10014475991_2406101432_0610143902_02_06.jpg)
大リーグを代表する強豪、ドジャースとヤンキースの3連戦の最終戦は、スポーツ専門チャンネル「ESPN」で全米中継されるなど注目を集めました。
特に大谷選手とヤンキースのジャッジ選手という大リーグ屈指のスラッガーの競演が話題となっていて、中継ではESPNが試合前に行った大谷選手へのインタビューも放送されました。
この中で、大谷選手はジャッジ選手について「どういう点差、どういう状況でも自分のバッティングを崩さずにやっているのはとても印象的で、見ていて勉強になる」と話していました。
ドジャースの2勝1敗で終わったこの3連戦で、ジャッジ選手はホームラン3本を含む7安打、5打点と持ち前の長打力で存在感を示した一方、大谷選手は2安打1打点、ホームランはなしという結果でした。
それでも、最終戦の8回、ドジャースの攻撃では三塁ランナーの大谷選手がジャッジ選手が守るライトへのフライでタッチアップし、俊足を生かしてセーフとなる見せ場も作り、2人のプレーが大いにファンをわかせる3連戦となりました。
![](/news/html/20240610/K10014475991_2406101432_0610143902_02_07.jpg)
ジャッジ「次はアウトにしてやりたいね」
ヤンキースのジャッジ選手は、3連戦の最終戦のあと取材に応じ、8回の大谷選手のタッチアップについて「100%アウトにできると思ったし、『アウトにしてやる』と思って投げた。だけど彼が速かった」と苦笑いでした。
そのうえで大谷選手について「彼はスピードスターであり、球場の外まで打球を飛ばすことができるし、本来はピッチングもする。驚異的なアスリートで最高の選手だ」と称賛しました。
今シーズン、再びドジャースとヤンキースが対戦する可能性があるのはワールドシリーズだけですが、ジャッジ選手は「次はアウトにしてやりたいね」と大谷選手との次の対戦を見据えていました。