横浜 女性刺され死亡 容疑者 母親への傷害の罪で有罪判決後か

9日夜、JR横浜駅近くの路上で57歳の女性が刃物で刺されるなどして死亡した事件で、殺人の疑いで逮捕された容疑者は先週、同居していた母親に対する傷害の罪で有罪判決を受けたばかりだったことが捜査関係者への取材で分かりました。その後、県外の民間の更生施設に入所したということで、警察は横浜で事件を起こすまでのいきさつを調べています。

9日午後7時40分ごろ、横浜市西区南幸の路上で近くに住むフィリピン国籍の礒崎 アリス ヒマオさん(57)が倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。

その後、午後11時ごろに自称 東京 町田市の無職、安藤幸生容疑者(33)が近くの交番に自首してきて、警察は刃物で刺すなどして殺害した疑いで逮捕しました。

自首した際、刃物を所持していて、警察によりますと容疑を認め「女性と面識はなかった」と説明しているということです。

捜査関係者によりますと、容疑者は去年8月、町田市の住宅で同居していた母親を刺したとして近くの交番に出頭して逮捕され、東京地方裁判所立川支部で今月5日、傷害の罪で有罪判決を受けたということです。

そして、翌日の6日、山梨県内にある民間の更生施設に入所したということで、警察は横浜で事件を起こすまでの詳しいいきさつや動機について調べています。

容疑者が住んでいたアパートの住民は

容疑者が住んでいた東京 町田市にある都営アパートの複数の住民によりますと、容疑者は、小学生だった20年以上前からこのアパートの部屋で母親と弟の家族3人で暮らしていたということです。

住民によりますと、去年、容疑者が母親にけがをさせる事件が起き、このとき、複数の警察官が家族が住むアパートの部屋を確認していたということです。

その後、母親は病院から退院し、別の場所に引っ越したということです。

現場近くで働く従業員は

事件現場の近くにあるレストランで働いているという従業員は「昨夜の7時か8時ごろに店の前が渋滞して騒がしくなっていて、警察や救急車が来ていた。店の中にいたので詳しいことは分からないが、ホールの従業員からは、『悲鳴を聞いた人もいた』という話を聞いた。酔っ払った人がトラブルを起こしたくらいに思っていたが、人が亡くなっているとは思いませんでした」と話していました。

近くに住む女性は

現場近くに住む80代の女性は「きのうは夕方から自宅にいましたが、夜は静かで変わった様子もなく、けさ親戚からの電話で事件のことを知り驚きました。半世紀以上この場所に住んでいますが、事件が起きるのは初めてで、怖いです」と話していました。