北朝鮮のごみ風船が300個余に 韓国政府 緊急のNSCで対応を協議

韓国軍は、北朝鮮が8日夜から韓国に向けて飛ばした、ごみをぶら下げた風船が300個余りに上ったと発表しました。韓国政府は緊急のNSC=国家安全保障会議を開いて、対応を協議しています。

韓国軍の合同参謀本部によりますと北朝鮮が8日夜から韓国に向けて飛ばした風船は、およそ330個で、首都ソウルや近郊のキョンギ道北部などで確認されたということです。

このうちおよそ80個が韓国側に落下し、軍と警察が回収していて、風船には紙くずなどのごみがぶら下げられていました。

また、危険物はなく、多くは海や山間地に落ちたとみられるということです。

5月以降、北朝鮮がごみをぶら下げた風船を韓国に飛ばしたのは3回目で、韓国で脱北者団体がキム・ジョンウン総書記を批判するビラなどを繰り返し飛ばしていることへの対抗措置とみられます。

韓国大統領府は9日午前、緊急のNSC=国家安全保障会議を開いて状況を確認し、今後の対応を協議しています。

韓国政府は、南北の軍事境界線付近で大音量のスピーカーによる北朝鮮に向けた宣伝放送の再開を検討していて、韓国国防省の関係者は6月4日「状況しだいでいつでも実施できるように準備している」と述べています。