“豊作や復興願う” 伝統行事「虫送り」行われる 石川 七尾

能登半島地震で大きな被害を受けた、石川県七尾市では豊作や復興を願って、伝統行事の「虫送り」が行われました。

七尾市の「虫送り」は、田植えが終わったこの時期に、稲につく害虫をたいまつの火で追い払って豊作を祈願する伝統行事です。

8日は小牧地区の住民や大学生、それに復旧の支援にあたっているボランティアなどおよそ80人が参加し、竹で作られた長さ1メートルほどのたいまつに火をつけました。

そして、五穀豊じょうと1日も早い復興への願いを込めて、掛け声をあげながら火をかかげたりかねや太鼓を打ち鳴らしたりしながら練り歩いていました。

小牧地区では、地震で用水路などが被害を受け、ほとんどの田んぼで田植えができなかったため、一時は、中止も考えたということですが、地域のつながりを大事にしたいと開催しました。

地震直後からボランティア活動をしている神戸市の53歳の女性は、「地震後からほとんど状況が変わっていません。まちの再建を願う地域の人たちの思いを感じました」と話していました。

「虫送り」を運営した小牧壮年団の浦上祐幸さんは、「たくさんの人たちの協力があって開催できたので感謝しています。ふだんどおりの生活や風景が戻るように願っています」と話していました。