バレーボール男子 日本 五輪前哨戦の大会でスロベニアに勝利

バレーボール男子のパリオリンピック前哨戦となる『ネーションズリーグ』は8日夜、北九州市での予選ラウンド最終戦が行われ、日本はスロベニアにセットカウント3対1で勝ちました。

パリオリンピックで1972年のミュンヘン大会以来、52年ぶりのメダル獲得を目指すバレーボール男子の日本代表は、前哨戦となる国際大会『ネーションズリーグ』に臨んでいます。

大会は今月4日から北九州市で予選ラウンドが行われていて、世界ランキング5位の日本は8日夜、このラウンドの最終戦で世界6位の強豪で、開幕から6連勝中のスロベニアと対戦しました。

日本は第1セット、攻撃の中心の1人、西田有志選手がサーブやスパイクを次々と決めて25対23で取りましたが、第2セットは平均身長が2メートルを超えるスロベニアの高さに苦しめられ、19対25で失いました。

第3セットは一進一退の攻防が続く中、日本は先にセットポイントを握られましたが、西田選手とエースの石川祐希選手がスパイクを決めるなど26対24と逆転して奪い、第4セットもこの試合、絶好調の西田選手を中心にポイントを重ね、25対21で奪って、セットカウント3対1で勝ちました。

北九州での予選ラウンドで日本は世界1位のポーランド戦こそ、石川選手など主力を温存して臨み、0対3で敗れましたが、世界ランキングが肉薄するスロベニアに勝つなど3勝1敗で終え、通算成績は6勝2敗となりました。

日本は今月18日からフィリピンでの予選ラウンドに臨みます。