パラ陸上 日本選手権開幕 パリ内定選手たちが力発揮 三重 伊勢

パラ陸上の日本選手権が三重県伊勢市で8日開幕し、女子走り幅跳び視覚障害のクラスの澤田優蘭選手など、パリパラリンピックに内定している選手たちが力を発揮しました。

パラ陸上の日本選手権は、8日、伊勢市の陸上競技場で開幕し、開幕まで3か月を切ったパリパラリンピックの代表に内定している選手たちが出場しました。

このうち、女子走り幅跳び視覚障害のクラスには、先月、神戸市で開かれた世界選手権で銅メダルを獲得した澤田選手が1回目の跳躍で4メートル74センチを跳ぶと、徐々に記録を伸ばし、4回目には、パリ大会に向けて磨いているという力強い踏み切りを見せて、今シーズンの自己ベストの5メートルに迫る4メートル86センチをマークし、優勝しました。

また、世界選手権で銀メダルを獲得した男子の石山大輝選手は、パリ大会前最後の実戦として臨み5回目で6メートル43センチと記録を伸ばせず、メダル獲得へ課題を残しました。

このほか、女子円盤投げの車いすのクラスには、アジア記録保持者の鬼谷慶子選手が出場しました。

20歳の時に難病を発症して手足に力が入らなくなり、電動車いすで生活を送っている鬼谷選手は、去年4月から本格的にパラ陸上を始め、世界選手権で銀メダルを獲得しました。

8日は、1回目の投てきで13メートル91センチと自身の持つ14メートル49センチのアジア記録には及びませんでしたが、初めてのパラリンピックへ、大きな手応えを感じている様子でした。

澤田優蘭「すべてをパリ大会にかける」

澤田優蘭選手は「もっといきたかったが、風にうまく対応できなかったという反省点もあった。パリ大会に向けて助走のスピードをさらに上げて踏み切りの精度も高めていきたいと改めて感じた試合になった」と振り返りました。

そして、パリパラリンピックに向けて「世界選手権で2大会連続でメダルを獲得できたことで、パラリンピックでメダルを獲得したいという思いがさらに強くなった。すべてをパリ大会にかけて今度こそメダルをつかみたい」と意気込んでいました。

鬼谷慶子「メダル狙っていきたい」

鬼谷慶子選手は「新しいフォームを取り入れてみたが、いい感触をつかめたので自分のものにしていきたい。今の記録だと、パリパラリンピックでメダル争いとなったときにまだ弱いのじゃないかなと思うところがあるので、円盤を投げるときに脱力できているかなど、精度を高めていきたい」と振り返りました。

そして、パリパラリンピックに向けて「日本代表としてメダルを狙っていきたいし、自分ができるかぎり精いっぱいやっていきたい」と意気込んでいました。