中国大学入試 雇用情勢厳しくなるも1300万人超が出願 過去最多

中国では大学の入学試験が8日まで2日間の日程で全国一斉に行われました。中国では景気の先行きへの不透明感から若者の雇用情勢が厳しくなる中、少しでも就職に有利な大学を目指し過去最多となる1300万人を超える受験生が出願しました。

中国の全国統一大学入学試験は9月に始まる新学期を前に、7日と8日の2日間全国一斉に行われました。

中国教育省によりますと去年より51万人多い1342万人の受験生が出願し、過去最多だということです。

中国では、大学などの高等教育機関の進学率は2012年は30%だったものが去年には60.2%まで増加しています。

一方で、景気の先行きへの不透明感が広がり若者の雇用情勢が厳しくなる中、最近は、大学を卒業しても就職が難しいことから、少しでも就職に有利な大学を目指す学生が増えているとも指摘されています。

このため受験戦争も過熱し、教育費も高騰していて、国家統計局によりますと0歳から17歳までの教育などにかかる養育費は日本円にして1000万円を超え家庭の重い負担となっています。

また、この入学試験では、毎年のように不正も問題になっていて、中国メディアによりますとことしから一部の試験会場ではカンニングなどの不正を防ぐためにAI=人工知能によって不審な行為などを検知するシステムが導入されるなど、不正対策も最新技術の導入が進んでいます。