再逮捕の「つばさの党」代表ら 3キロにわたり他陣営を追尾か

衆議院東京15区の補欠選挙をめぐり、政治団体「つばさの党」の代表ら3人がほかの陣営の選挙カーを追い回すなどして選挙運動を妨害したとして、7日再逮捕されました。この陣営は3キロにわたって代表らに追尾され、最終的には警察署への避難を余儀なくされたということで、警視庁が妨害行為の実態を調べています。

政治団体「つばさの党」の幹事長で、選挙に立候補した根本良輔容疑者(29)や代表の黒川敦彦容疑者(45)ら3人は、衆議院東京15区の補欠選挙期間中の4月17日、立憲民主党の陣営に対し、「質問に答えろ」などと拡声機を使ってどなりながら選挙カーを追い回すなどして選挙運動を妨害したとして、7日、公職選挙法違反の疑いで再逮捕されました。

捜査関係者によりますと、黒川代表らはこの日、およそ20分間、距離にして3キロにわたって追尾を続けたことで、追われた立憲民主党の選挙カーは右左折を繰り返すなど何度も進路変更を迫られ、最終的には警察署への避難を余儀なくされたということです。

同じように追い回されて警察署に駆け込んだケースは立憲民主党の陣営だけで複数回、確認されているということです。

つばさの党による妨害行為はほかの陣営も含めると少なくとも15件に上るとみられ、警視庁は被害状況の確認や活動の実態をさらに調べています。