ことしの「交通安全白書」案まとまる 高齢者の事故防止策強化

ことしの「交通安全白書」の案がまとまりました。高齢ドライバーによる死亡事故が増加傾向にあることを踏まえ、必要に応じて運転免許の自主返納を促すなど、事故の防止策を強化していくとしています。

「交通安全白書」の案では、去年1年間に交通事故で亡くなった人のうち、65歳以上の高齢者は54.7%と全体の半数を上回っていて、事故の防止が喫緊の課題だとしています。

特に高齢者が道路を横断中の事故で死亡するケースが多く、信号の見落としを防ぐため、切り替わりを音で知らせる信号機の設置など、安全対策を進めていくとしています。

一方、高齢ドライバーによる死亡事故が2年連続で増加し、ブレーキとアクセルの踏み間違いが要因となったケースの割合が、ほかの年代に比べて高いと指摘しています。

このため、身体機能が低下した場合など必要に応じて高齢者に運転免許の自主返納を促すことに加え、自動ブレーキなどを備えた、いわゆる「サポカー」の普及を後押しするなど、事故の防止策を強化していくとしています。

「交通安全白書」は今月下旬にも正式に決定される見通しです。