小豆島町坂手の「洞雲山」という寺では、夏至の頃、境内にある岩の隙間を通った太陽の光が別の岩肌に当たり、その形が、しゃくじょうと呼ばれるつえを持つ観音様のように見えることから「夏至観音」として親しまれています。
夏至観音は夏至をはさんだ50日間ほど現れるということで、快晴となった6月5日は午後3時ごろから姿を現し始め、高さ3メートルほどの観音様が見え始めると、寺の行者がホラ貝を吹きました。
香川 小豆島「夏至観音」ことしも現れる
香川県の小豆島の寺で岩肌に当たる太陽の光が観音様のように見える「夏至観音」がことしも現れ始めました。
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そして、お経が唱えられる中、訪れた人たちは手を合わせたり写真に収めたりしていました。
初めて見たという女性は「一瞬ですね。見えたような見えなかったような」と話していました。
また別の女性は「観音様を見せてもらえて、ことしもいいことがあるような気がします。感動しました」と話していました。
寺の関係者によりますと「夏至観音」は太陽の高さによって形が変わり、7月10日ごろまでの天気のよい日に、午後3時ごろ、5分間だけ見ることができるということです。